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Polytopiaで10万超の高得点を狙うためのコツ【序盤~終盤戦略】

Polytopiaではスコアが10万超えると部族アイコンのバックグラウンドに白い光が追加されるの、知ってましたか?この記事ではPolytopiaのPerfectionで10万超の高得点を狙うための立ち回り、戦略を説明します。


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ちょっと嬉しい。

 

①ゲーム設定・全体を通した戦略

まず、スコア10万超えのハイスコアを目指したいのならば、後半から領土を埋め尽くす勢いで寺院(Temple)を立てる必要がある。寺院は建設さえすれば何もせずともターン経過で自動で都市成長やユニット生産と比べ物にならないくらいスコアを大きく上げてくれる。

よって、寺院を立てるための土地確保→領土拡大と寺院を立てるための★確保→生産量向上の効率の2点をゲームを通しての大方針に据えるべきだ。

 

無駄な施設・ユニットを作っているヒマは無いので、農場と金鉱は最後までなるべく立てない。ユニットは費用対効果と生産する位置をよく考えて作る。投石機や剣兵は強いが大体の状況で割に合わない。高価なユニットは数を揃えるのに時間がかかるが、その間も他部族は弓や騎馬を大量生産している。結果苦戦してしまうことがよくあるので、歩兵と巨人メインで速攻した方が良い状況が多い。

探索・侵略のテクニックも重要だ。例えば騎馬は攻撃後再び移動できるので、先ず移動して視界を広げてから攻撃することで探索にかけるターン数を短縮できる。侵略先にピンポイントで道路を引いて都市を一気に落とす戦術も有効的だ。

 

難易度はスコアボーナスを考えるとCrazy一択だろう。

また、他部族との接触で貰えるテクノロジーは多ければ多い程良いので部族の数は上限一杯にしよう。

 

 

②序盤(開始から10ターン目まで)

  • 最初は最優先で首都の規模を1段階上げる
  • 他部族と接触してテクノロジー獲得→隙を狙って占領
  • テクノロジー研究は魚と馬→道路→税関が目標。立地次第で狩猟→伐採も
  • 都市を規模3にしていこう

優先順位は 首都の規模を1段階上げる→ユニット生産・テクノロジー研究。まず首都の規模を1上げないとユニットが2体しか出せない制約が厳しい。

その次は、テクノロジー狙いでとにかく積極的に他部族と接触しつつ、都市占領→滅亡を狙っていこう。生産力が拮抗している最序盤は正攻法では泥沼になりがちなので隙を狙って占領が基本。

テクノロジーは中盤に税関と港を大量に出して獲得★数を爆上げしていくことを見据えて研究を進める。特に税関は他部族から獲得できることはあまりないので無理のないタイミングで獲得したい。他部族から港が獲得できるチャンスができる&クジラの場所が見れるので魚も初期に獲得したい。森が多い立地だったら狩猟→伐採ルートに寄り道もあり。税関を獲得する過程で獲得できる馬と道路も序盤では重要なテクノロジー。特に道路は攻撃ルートに敷くことで占領が1ターン早められたりする。

生産力底上げの鍵は、出来るだけ多くの都市を規模3にすること。なぜなら、規模3に成長した時の★5ボーナスがデカいから。例えば狩猟or採取or魚を3回行って都市の規模を拡大出来たとすると、★6つ費やして★5つ帰ってくる計算なので実質★1だけで今後のターンの★生産量を1増やせる。

都市が増えだしたら道路テクノロジーを獲得し、都市同士を効率的に道路でつなぎつつ都市を規模3にしていこう。

 

遺跡が近くにあることも多いが、他の部族に取られる心配も無い場合は先に探索や攻撃を優先させた方が良い。遺跡の周りが探索されていないとあまり役に立たない視界を晴らす村人ばかり出る。ただ、遺跡の位置が他部族に近い場合は探索村人もある程度役に立つし、巨人が出たらすぐ使えるので積極的に取りに行こう。最序盤で巨人が出たら一気に有利になる。

 

10ターン目に★+20が出ていることがスコア10万超えの目安

 

 

③中盤(10ターン目~20ターン目)

  • とにかく港と税関を建設する
  • テクノロジー研究・地形改善は基本的に後回し
  • 領土の拡張スピードを生産力の伸びが最も高くなるように調節する

10ターン目に★+20が出ていたらユニット生産で無理しなくても拡張は進めていけるので、基本的に中盤はひたすら港と税関を建設して★生産力を伸ばしていくことを考える。採取・魚・農場・金鉱・林業などは前線に近い巨人を出す必要がある都市以外では基本的に行うべきではない。テクノロジーの研究も港・税関が立てられる状況だったらしない方が投資効率が良い。港を建設していく中で都市の規模が5になったらボーナスでは迷わず巨人を選択するべき。

重要なのは自国の拡張と港建設のバランスで、理想としては港と税関建設のスペースを領土内に少し残しながら2-3隻の砲撃可能な船で探索・砲撃しつつ領土を拡大していくこと。拡大に力を入れすぎて港と税関を全然建設できなかったり、港と税関を建設しすぎて途中で金余りになることは避けよう。

18,19ターン目から寺院を出していくことがスコア的には一番良いので、1ターンの★収入が100近くになり始めたら寺院を出せるように準備を整えて行こう。

 

20ターン目で寺院を5-10箇所出せていたらスコア10万超えは確実。

 

 

④終盤(20ターン目~30ターン目)

  • とにかく寺院、間を見て港と税関建設
  • 25ターン目までに他部族を全て滅ぼす
  • テクノロジーと地形改善は最後2ターンに集中して行う

ここまで行けば他部族はもはや息絶え絶えなので、中盤同様最低限の投資で滅亡させれば良い。他部族の都市がすごく税関設置に適していて利益が出そうなら攻撃を急いでも良い。5ターンの非攻撃でAtlar of Peaceモニュメントが獲得できるので、25ターン目までに全文明を滅亡させよう。

立てれる港・税関がまだ残っている場合は急いで立てた方が良い。寺院の成長から逆算して寺院の建設に適しているのは19,20,22,24,26,28ターン目なので、それ以外のターンで立てていく。ただ、19ターン目でまだ立てれる場合は港を優先した方が良いかもしれない。

後はひたすら寺院を出し続ける、ひたすら。森林寺院→海寺院→山寺院→平地寺院の順番で立てていこう。ターンが早い時に沢山寺院を方がスコアが増えるので、もし森林寺院を立てられる場合は役に立たなさそうな森林を選び、最優先で森林寺院を立てる。

テクノロジー研究、他の地形改善は29,30ターン目まで後回し。残り2ターンになったら地形改善をしつつテクノロジーを全て研究し、最後にモニュメントを立てて終わろう。

必ず終了時までに遺跡を全部発見して、マップを全部探索し、モニュメントを全部立てること。遺跡はテクノロジーが出れば★3-40分の価値があるし、モニュメントは1つでスコアが400上昇する破格の建造物だ。

 

ここまでこの記事通りに事が進めば必ずスコアは10万を超えているはずである。ただ15万以上を狙うとなるとまた戦略は変わってくるはず。

 

 

それにしてもPolytopiaは最高のゲームだ。Civilizationのエッセンスを凝縮しつつ、後半勝利が確定してグダグダになることも無い。かれこれ数百時間は溶かしていると思う。

それでは皆さん、良いPolytopiaライフを!

Polytopia 部族評価と攻略②

Polytopiaは課金も含めて全14種類の部族が選択できる。一見どの部族も大した違いはないのですが、実はとり得る戦略がかなり違ってくる。この記事ではPolytopiaのそれぞれの部族を敵AIで現れてきた時の特徴も含めて前回の記事に引き続き評価していく。 

Perfection、Crazy、9部族マップでの強さ(高スコアの狙いやすさ)が基準

syumiumi.hatenablog.com

の続き

 

 

Vengir(白・剣兵)

強さ:最強

初期ユニット剣兵は反則級の強さ。序盤も中盤も剣兵でスムーズに拡大できる。シナジーを狙って道路を早めに研究しておきたい。初期は大体ゴミ立地だが、狩猟・採取・魚いづれかが2つあれば十分。立地厳選しない場合は少しピーキーである。

敵AIも強い。バンバン剣兵を出されると盾でも対応できず、非常に困る。大国化することも多い。近くに居るだけでリスタートしたくなってくる。敵AIにVengirを出させないという意味でVengirを選ぶメリットはでかい。

 

Zebasi(橙・農業)

強さ:普通

初期農業は規模2→3への都市成長がしやすいが、採取や狩猟に比べて余分に★がかかるのがマイナス。風車テクノロジーも最後まで特に必要無いものなので、Imperiusの劣化版感がある。

敵AIは普通。

 

Ai-Mo(水色・瞑想)

強さ:弱い

瞑想が絶望的に役に立たない。立地も微妙。遺跡からの巨人狙いか、立地厳選しないと勝てない。なんとか他部族に接触して生産型テクノロジーを早く獲得したい。

敵AIは普通。

 

Quetzali(深緑・盾)

強さ:弱い

盾で敵首都に肉薄して攻撃を誘い、次ターンで逆襲占領が鉄板だが相手の出方次第なので最序盤がかなり不安定。探索させても死ににくい盾兵でどんどん他部族に接触しよう。初期から盾兵を出せるので複数の他部族が近い立地だと死ににくく強い、がやはりピーキー

敵AIはクソ雑魚ナメクジ。盾しか出さずにトロトロ移動するので、近くに居たら格好のカモ。歩兵1-2体を首都に肉薄させて攻撃を誘えば、簡単に逆襲占領できる。敵にQuetzaliが出なくなってしまうことを考えると選ぶのはややためらわれる。

 

Yadakk(茶色・道路)

強さ:弱い

道路は強いテクノロジーだが初期道路は役に立たない。最初から道路を引いて急いで探索するより地道に行ったほうが効率が良い印象がある。

敵AIは普通。

 

Aquarion(ピンク・騎兵の海侵入)

強さ:普通

一見雑魚だが性質から拡張スピードは加速していく。海から騎兵で空き巣が狙える。巨人も海を渡れるので他大陸への侵攻が早くできるのはスコア狙いでは大きなメリット。早い段階で他部族と接触して生産テクノロジーを獲得しよう。

敵AIは弱い。ただ騎兵を海からどんどん繰り出してくるので鬱陶しくもある。

 

Σ∫yrion(ネオン・狩猟・動物は仲間)

強さ:弱い

ずばぬけて特殊な部族。動物を結構強いユニットに転換できるので、最初期の拡張はしやすいが、初期に伐採できないデメリットは想像以上に大きく中盤に伸び悩む。クジラが★ではなくユニットに変わってしまうのも痛い。税関で稼ぐ&都市の規模上限でユニットが出せないことが無いようにテクノロジーは港を狙おう。巨人ユニットのドラゴンは強いが登場が遅すぎて出る頃には大勢が決している。

敵AIは強い。序盤は動物ユニットがかなり脅威になる。

Polytopia 部族評価と攻略①

Polytopiaは課金も含めて全14種類の部族が選択できる。一見どの部族も大した違いはないのですが、実はとり得る戦略がかなり違ってくる。この記事ではPolytopiaのそれぞれの部族を敵AIで現れてきた時の特徴も含めて評価していく。

Perfection、Crazy、9部族マップでの強さ(高スコアの狙いやすさ)が基準

 

Xin-xi (赤・山岳)

強さ: ふつう

生産力を4に増やす手段が開始時では無いが、山登りでの索敵によって敵に会いやすく、すぐに生産アップのテクノロジーを入手できるので大きな問題では無い。

敵AIはバランスが良く、大国化しがち。

 

Imperius(青・採取)

強さ: 強い

1ターン目にほぼ確実に生産力を4に増やせる。また、本拠地は海・採取・畑のバリエーションが良いことが多い。盾テクノロジーを狙っていきたい

敵AIは普通。近くにいると採取のテクノロジーが貰えるので嬉しい。

 

Bardur(黒・狩猟)

強さ: 最強

初期の重要テクノロジーである伐採に一番近く、本拠地も緑豊かなので上手く周りの部族を倒せれば一気に拡大できる。

敵AIは普通。騎兵を生産しがちなイメージ。

 

Oumaji(黄色・騎兵)

強さ: 弱い

初期テクノロジーで都市強化ができず本拠地に資源が乏しいので、移動してなんとか他部族を発見&遺跡を発見することが肝心。騎兵スタートだが騎兵は打たれ弱く歩兵と比べて有利かどうかは微妙。馬は次のテクノロジーの道路とやや被る技術である点もマイナス。ただ、ハマれば道路&騎兵ラッシュで一気に拡張できる。大きな大陸に首都が位置していなかったらリスタート推奨。Xin-xiと似ているがXin-xiよりもピーキー

敵AIは弱い。最初期は馬ばっか生産するので首都の戦力が弱くカモである。ただ、ラッシュされた時盾が無いと結構手を焼く。

 

Kickoo(黄緑・魚)

強さ: 強い

初期魚はほぼ確実に都市強化できる&クジラが最初から見れるので最強クラス。立地が良ければクジラが2個領内にあることも。海岸の複雑な地形に立地しているので中盤からの税関設置もやりやすい。欠点は地形上他部族の都市が遠くなりがちで初期の接触に時間がかかることぐらい。

敵AIは普通。最初期はどんどん歩兵を生産してきて手強いが、地形的に大国化はしにくい。近くにあると接触で狙える魚・港テクノロジーが嬉しい。

 

Hoodrick(黄土色・弓)

強さ: ふつう

1ターン目に都市強化はできないが、割り切って歩兵を出せば初期ユニットの弓と組み合わせて近隣の他部族を早い段階で攻め滅ぼせる。立地は森が多いのでBardurと接触できれば最高。進軍速度が遅くなりがちなので道テクノロジーもあったら嬉しい。

敵AIは弱い。近くに居たら最初期に滅ぼせる可能性大。弓が首都にいる時を狙おう。

 

Luxidoor(紫・巨大首都)

強さ: 強い

テクノロジー無しだが首都が初期状態で規模3スタートで収入が多い。首都周辺は資源も豊富なので、規模5に育てて早めの巨人出しを狙いたい。テクノロジー研究は狩猟→伐採で首都周辺の森を刈ると良い。

敵AIは強い。最初に歩兵をバンバン出されるのは脅威。首都も堅い。逆に上手く占領できれば今後のゲームが一気に楽になる。

 

②に続く

syumiumi.hatenablog.com

【Edusynch・mikan】2つのアプリだけ使ってTOEFL102点取った方法

大学の交換留学的なものでTOEFLスコアが必要になり、3ヶ月間勉強してTOEFL102点をとり(内訳: Reading30 Listening29 Speaking 20 Writing 23)、めでたく海外留学に行ってきた。

独学でTOEFLを受ける時は参考書を買うのが現状圧倒的にポピュラーだと思う。自分も3年前に受験した時は公式問題集や分厚い単語帳を買って勉強した。

ただ、今回実際にアプリのみで勉強してみてわかったことは、Edusynchとmikanの2アプリの組み合わせが圧倒的に良い、ということだ。TOEFLの公式問題集と比べても雲泥の差だと思っている。このエントリでは2つのアプリをざっと解説したい。

 

どこが良いのか

Edusynch

edusynch.com

 

まず紹介したいのがこの神アプリ「Edusynch」、GooglePlayでの評価は驚異の★4.7

EdusynchはTOEFL・IELTSの例題アプリ(最近TOEICにも対応したようだ)。有料で採点付きの模試も受けれるみたい(受けてないけど)。

ざっと特徴を書くと

  • ReadingとListeningの例題をひたすら解くことができる
  • 例題の質が高い、量がめっちゃ多い(三ヶ月勉強して、一度も同じ問題に当たらなかった)
  • スマホでもパソコンでも操作ができる
  • 広告は一切なし。有料プランすら勧めてこない潔さ。
  • 圧倒的なUIの使いやすさ、似たようなアプリは沢山あるものの、段違いで使いやすい
  • 学習記録や問題別の正答率が見れるのが地味に便利

惜しむらくはiOSに対応しておらず、スマホだとAndroidのみでしか使えないことだが、Web版も十分使いやすい。

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スクショはこんな感じ。UIがとても秀逸

SpeakingとWritingは課金要素だった気がする。自分のTOEFLの点数の内訳は(Reading30 Listening29 Speaking 20 Writing 23)だったので、課金してれば(5ドル)もっと点数伸びたかも。

Edusynchはアプリの質の割に全然知名度が無い。逆に言えば使っているだけでアドバンテージになるので、是非もっと多くの人に使ってみてほしい。

play.google.com

 

 

mikan

http://mikan.link/

 これは説明不要の有名アプリだろう、アプリ版の英単語帳である(適当)。単語帳を個別購入できるので「TOEFLテスト英単語3800」を買って何周もすれば単語は問題無くなる。価格は実物の本で買うより安めだった気がする。

自分は通学時間に1日500単語くらいを30分で解く、というのをやってた。

 

アプリだけで勉強するって結局どうなの?

結論から言うと全く問題ない。TOEFLの勉強は結局

 ①単語の勉強

 ②各4セクションの例題を解くこと(Reading, Listening, Speaking, Writing)

が直接的な対策で、①はmikan、②はEdusynchで完結させられる

実物の本で解く場合と比べるとよくわかるが、アプリで解くと学習記録が保存できるので苦手分野や今までの学習時間が一目瞭然で、機能面・問題のボリュームもより優れている。

気軽に勉強できるのも大きなメリットだ。例えば、TOEFLの実物例題集で勉強することを考えると、

分厚い例題集・メモ用紙・筆記用具・タイマー(時間計測用)

の4セットを準備する必要がなるのに対し、アプリはスマホ1つで電車内でもベットの上でも問題を解くことができる。この手軽さの差は思っているよりも遥かに大きな学習量の差につながってくる

 

より長期的な英語力の底上げを図るなら、Smartnewsで英語記事とかTEDで英語スピーチとか適当に聞いて、DMM英会話で毎日話せばバッチリだ。全部スマホで完結する!

 

さあ、Edusynchとmikanを今すぐインストールしよう

異論反論はあると思う。実物の本じゃないとTOEFLの勉強がはかどらない人にわざわざ勧めようとは思わない。ただ、それにこだわりが無い人であればEdusynchとmikanを強くおすすめしたい。この2アプリさえやっていればTOEFL対策はバッチリだと思う。

 

http://mikan.link/

新時代の世界各国概要③ マダガスカル

政体: 民主主義(腐敗)

地域: アフリカ

人口: 2200万人

GDP: 100億 USD

一人あたりGDP: 450USD

 

1. アフリカであり、アジアでもある

マダガスカルと言えば動物王国のイメージがあるが、アフリカの他の国と明確に違うのは、東南アジアから入植した人々の子孫が人口の多数派であるという点だ。

そのため、マダガスカル人はコメを主食とし、マレー語に近いマダガスカル語を話す。この大きな島に一番近い島は東南アジアのボルネオ島である。

また、東南アジアからの人類がカヌーで渡来してきた後にアフリカからも複数の民族集団が渡来した。山がちで巨大な島であることも原因で、現在でもマダガスカル人は複数のエスニックグループに分けられる。ただ、全体に共通の文化も数多くあり、民族間対立は激しくない。

 

2. ユニークな孤島

マダガスカルは地理的に途絶した位置にあるので、環境的にも文化的にもユニークである。数多くの希少生物が見られ、バオバブなど固有の植物が多い。

また、入試の気候問題でも良く取り上げられるように、熱帯雨林からサバンナ、山岳気候まで、地域によって気候が実に多様である。これは島が広く、内陸部と沿岸部ではっきり異なる様相を示していることが影響している。

東海岸沿いを700kmも直線で走るパンガラン運河はフランス植民地当局が湖をつないで作ったユニークな人工構造物だ。インド洋沿岸は海岸が直線的で荒れることが多いため、現在でも利用されている。

 

3. 環境破壊の対価

人口負荷による森林の伐採、焼き畑と天然資源採掘による環境破壊は常時進行していたが、2009年のクーデター以降前大統領の環境保護政策を否定するように急加速している。今後数十年で沢山の生物が絶滅し、国立公園内も含めて森林が消滅することが予想されている。伐採によってマダガスカルでは近年土壌流出が深刻であり、土地の肥沃さや沿岸の港に深刻な影響を与えている。

問題は、急激な環境破壊が行われている一方で一人あたりの経済成長率はほぼ0に等しく、環境破壊を投資や技術向上によって緩和することが難しく、豊かになる前にダイレクトに人々の生活に影響しかねないことだ。

このまま効果的な施策がなされなければ、マダガスカルの豊かな環境は失われ、住民の生活への悪影響が社会不安に繋がりかねない。打開策は限られており、この問題に対して著者は悲観的である。

新時代の世界各国概要② トルコ

政体: 民主主義 大統領制

地域: 中東・ヨーロッパ

人口: 8000万人

GDP: 8500億 USD

一人あたりGDP: 10,000USD

 

 

1. 中東随一の人口、経済力、軍事力

まず、トルコはイランと並び、エジプトに次いで中東諸国では人口が多い。

意外に思われるかもしれないが、原油で豊かな地域大国サウジアラビアと比較してもGDPで勝っていて、地域最大の経済大国である。1人あたりGDPは大台である1万ドルを超えており、東南アジア諸国よりも裕福な中進国である。

トルコは旧ソ連を抑えられる重要な地理的位置であったことからNATOの原加盟国で、西側から積極的な援助を受けてきた。兵員数・兵器の質・兵器の量を総合的に勘案すると軍事力で見ても中東一である。

トルコはトルコリラの脆弱なイメージや政府のゴタゴタから国力を過小評価されがちだが、れっきとした地域大国だ。

 

2. 高い農業生産力

トルコは国土の約半分が農地である。過去の土地制度を引きずり、大土地所有者が多いが、投資も効率的に行われているため、農業生産性は悪くない。全土がほぼ荒廃した砂漠であるイメージが強い中東の他国とは一線を画していることがわかる。生産性は持続的に向上しており、現在でも食料を国内でほぼ自給できる。トルコ政府は安全保障上の理由から食料の自給を一貫して推進してきた。

 

3. 揺れ動く世俗と保守

トルコはイスラム教に関して保守的な農村部と世俗的な都市部との文化の断絶が大きい。トルコといえば軍を後ろ盾とした世俗的政策が国家の柱であった状態が長らく続いたが、近年農村の保守層を支持基盤とするエルドアン大統領の統治によって保守回帰に傾いている。このことが西洋諸国の不安を招いており、現在トルコのEU加盟は絶望的である。

新時代の世界各国概要① スペイン

政体: 民主主義

地域: 南ヨーロッパ

人口: 4500万人

GDP: 1.3T USD

GDP Per capita: 28,000USD

 

1. 恵まれた位置

スペインは一見するとユーラシア大陸の辺境国家だが、実の所地政学的に恵まれた位置にある。具体的には地中海と大西洋の2つの海域に接していることと、なだらかな山脈で孤立した半島であることだ。

この程よく隔絶した地理的環境はスペインに防衛の優位性と交易の利便性をもたらした。スペインは陸軍もそれなりに発達した海洋国家である。

スペインはフランス・ポルトガルと共に、ヨーロッパで僅か3カ国しかないイギリスの干渉を受けることなく外洋に進出できる国だ。戦略的要地であるパレアレス諸島やカナリア諸島を掌握しているスペインはNATO海軍の重要な一翼を担っている。

 

2. 良くも悪くも多様な国土

地理的に急峻で多様な気候であること、歴史的にイスラム勢力や各民族の流入などが多かったことからスペインは地域差が激しい国である。

北と南では風土や文化が大きく異なり、カタルーニャアラゴンバスクバレンシアガリシア等の地域は独自言語も有する。

バラエティに富む国土は社会に多様性を与えると同時に、分離問題や地域に根ざした帰属意識は国家としての結束に影を落としている。

 

3. 強力な王権が仇になった

スペインは大航海時代前後を通して覇権国家だった。繁栄が長続きしなかったのは、王権や貴族権力が強く民間経済が抑圧された結果、産業の発達や金融の整備で遅れを取り、イギリスやオランダなどの新興国家に富が流出したからである。