趣味の海

地理・歴史・社会・経済の自由な分析とまとめ

PS5の転売屋がいる健全な社会

PS5の転売屋へのバッシングは一般的に思われているよりも妥当性が無いことだと思う。そして、経済的効用の意味で転売を社会的圧力で規制するのは意味ないどころか、経済にとって害だと考える

まず、明文化されたルールやシステム無しで社会的圧力で規制するのは合法的な経済活動を圧迫し、社会の活力を奪う行為だ。明確な基準が無いため、商売人が萎縮してしまう。

しかも結局社会の圧力を受け辛いアウトサイダーや外国人には意味が無いから圧力をかけても転売は無くならない。

また、転売は商売の第1ステップ、資本を持たない意欲ある若者が成り上がる道でもある。

そもそも転売は社会全体の効用を増やす市場調整機能である。安く買って高く売ることは資本主義では自然なことだ。

 

まとめると、転売は悪であるとの社会的圧力をかけるのは転売を防ぐことは出来ないし、商売=悪との観念も定着させてしまうから日本のためにもならない。

私企業がブランド価値の最大化や、理念を通す(幅広い層に自社製品を届けるなど)ために転売を防ごうとするときは、社会的圧力に頼るのではなく、購入時の本人確認など、仕組みで防いだ方が良い